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 評議員会がASAF(会計基準アドバイザリー・フォーラム)のメンバーを発表
2013年3月19日

国際会計基準審議会(IASB)の監督機関であるIFRS財団の評議員会は、本日、会計基準アドバイザリー・フォーラム(ASAF)の初代メンバーを発表した。ASAFは、IASBへの技術的な助言機関としての役割を果たすものであり、国際的な会計基準設定コミュニティのさまざまなメンバーで構成される。評議員会は、ASAF及びそのメンバー構成について2年後に見直しを行う予定である。

ASAFの議長はIASBが務め、当初のメンバー構成は次のとおりである。

アフリカ ●  南アフリカ財務報告基準評議会
- 全アフリカ会計士連盟(PAFA)が支援
アジア・オセアニア
(「世界全体」枠の1議席を含む)
●  企業会計基準委員会(日本)
●  オーストラリア会計基準審議会
●  中国会計基準委員会
●  アジア・オセアニア基準設定主体グループ(AOSSG)
- 香港公認会計士協会が代表
欧州
(「世界全体」枠の1議席を含む)
●  ドイツ会計基準委員会
●  欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)
●  スペイン会計監査協会
●  英国財務報告評議会
米 州 ●  ラテンアメリカ基準設定主体グループ(GLASS)
- ブラジル会計基準委員会が代表
●  カナダ会計基準審議会
●  米国財務会計基準審議会


ASAFの第1回会議は2013年4月8日と9日にロンドンで開催される予定である。ASAFの会議はウェブ放送され、会議資料は事前にIASBのウェブサイトで公表される。

複数のMoUの置換え

IASBはこれまで、各法域での会計基準の開発又はエンドースメントのさまざまな局面に責任を有する各国基準設定主体との協力のための二者間の取決めを締結してきた。最近10年に、IASBはこうした取決めを、それぞれのケースにおいて覚書(MoU)という形で、ブラジル、中国、日本、米国の会計基準設定主体と締結した。

この間に、IFRSを採用する国々の数が大幅に拡大したことにより、一連の二者間の取決めを維持する作業が複雑化した。同時に、多くの地域が地域団体を設立し、地域内の会計基準設定活動の協調の向上や、財務報告の事項に関する各法域からの助言の提供を図っている。このようなグループとして、AOSSG、EFRAG、GLASS、PAFAがある。

このような進展に対応して、2011年の評議員会の戦略レビューでは、IFRS財団が国際的な基準設定プロセスの不可欠の一部として各国及び地域の基準設定団体のネットワークの維持管理を促進することを提言していた。ASAFはこの提言への対応を、複数の二者間MoUをASAFメンバー全員が署名する単一の取決めに切り替えて、その取決めに各地域の基準設定団体を受け入れることによって行う。

評議員会は、会計基準設定に関与するすべての各国会計基準設定主体及び会計基準設定に関与する地域団体が、引き続き、調査研究を実施すること、IASBの優先事項に関するガイダンスを提供すること、及び各法域からの利害関係者のインプットを促すことも提言していた。IFRS財団は引き続き、さまざまな仕組みを通じて、より幅広い国際的な会計基準設定コミュニティとのこうした対話を促進していく。

広範な協議及びデュー・プロセス

ASAFの設置とメンバーの任命は、広範な協議と徹底的なデュー・プロセスの対象とされた。会計基準設定主体で構成される助言機関という考えは、評議員会の戦略レビューへの回答者から幅広い支持を受けた。2012年11月に、評議員会はASAF設置の提案を一般のコメントを求めるため公表し、当該提案に対する60通以上のコメントレターを受け取った。2013年2月に、評議員会はASAFの最終的な詳細を公表した(受け取ったコメント及びそれに対する評議員会の対応を要約したフィードバック・ステートメントを含む)。同時に、評議員会はASAFのメンバーの推薦を求めた。

評議員会は、ASAFメンバーの候補として推薦された25団体を、地理的バランス、メンバーの資格要件及び候補者募集に示した他の要素に基づいて検討した。

その後、各候補者について、関連のある地域団体及び他の団体との議論を、地域代表権の問題を含めて行った。アフリカ、アジア・オセアニア、欧州、南米についての任命は、それぞれPAFA、AOSSG、欧州委員会、GLASSと調整した。地域グループがない場合には、当財団は関連のある基準設定主体及び団体と協議した。ASAFメンバーの最終選考は評議員会が行った。

ASAFの設置及び初代メンバーの任命に関して、IFRS財団の評議員会の議長Michel Prada氏は次のように述べた。

「ASAFの設置は、世界的な会計基準の風景における2つの重要な変化を反映している。第1に、世界中でのIFRSの使用の著しい拡大により、複数の法域との二者間の取決めを維持する作業が複雑化してきた。第2に、世界の多くの地域が、地域の会計基準設定団体やフォーラムを、IFRSに関する助言の提供と IFRSに関する事項の議論のために設立している。

ASAFはこうした2つの動向への我々の対応である。その設置により、複数の二者間の取決めを、メンバー全員が署名する取決めに基づく単一のフォーラムに切り替えることになる。

重要なことだが、ASAFは、財務報告用の国際的言語の開発というIASBの中心的使命の達成のための、国際的な基準設定コミュニティとのIASBの継続的な対話を補完するものである。」

以 上


プレス関係の問合せ先:
Mark Byatt, Director of Communications and External Affairs, IFRS Foundation
Telephone: +44 (0)20 7246 6472
Email: mbyatt@ifrs.org

Chris Welsh, Communications Manager, IFRS Foundation
Telephone: +44 (0)20 7246 6495
Email: cwelsh@ifrs.org

編集担当者への注釈
IFRS財団について

IFRS財団は、国際会計基準審議会(IASB)の監督機関である。財団は、IASBを通じて、公益に資するよう、一般目的財務諸表において透明性があり比較可能な情報を要求する、高品質かつ国際的な会計基準の単一のセットの開発に取り組んでいる。

IFRS 財団の評議員会は、国際会計基準審議会(IASB)の作業とIFRS の厳格な適用を推進しているが、基準に関する技術的事項の決定には関与していない。その責任はIASBのみに委ねられている。

 
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