理事長ご挨拶

年頭にあたり、皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

財務会計基準機構(FASF)及びFASF内に設置されている企業会計基準委員会(ASBJ)は、企業会計が資本市場の重要なインフラであることを踏まえ、我が国の資本市場の発展に貢献できるよう、本年も様々な課題に真摯に取り組む所存であります。

ASBJは、我が国の上場企業等で用いられる会計基準の質の向上を図るために、日本基準を高品質で国際的に整合性のとれたものとして維持・向上を図るとともに、国際的な会計基準の質を高めることに貢献すべく意見発信を行っております。ASBJはIASBの諮問機関である会計基準アドバイザリー・フォーラム(ASAF)が2013年に発足して以来のメンバーでありますが、昨年10月の改選でも再任されており、引き続き、我が国の関係者の意見を適切に発信していく所存です。

FASFは、これらのASBJの活動をサポートするとともに、「IFRS対応方針協議会」を設置し、市場関係者の意見集約やIFRSの任意適用拡大に向けた取り組みなどについて意見交換を行っております。また、FASFでは、これまで同様にIFRS財団に対して資金的、人的貢献を行い、より一層IFRS財団との関係強化を図っていく所存です。また、国際的な会計基準の策定に係る意見発信できる人材及び基準策定に関与できる人材の育成は喫緊の課題であり、2017年に構築した国際会計人材ネットワークを運営し、シンポジウムや定例会を開催するとともに、2012年から開始している「会計人材開発支援プログラム」の第5期プログラムを開講する予定です。

FASF及びASBJは、今後とも、市場関係者の皆様のご意見を反映しつつ、我が国における会計・ディスクロージャーの諸制度の健全な発展と資本市場の健全性の確保に寄与することを目的として、積極的に活動を行っていく所存であり、皆様方のさらなるご理解とご協力をお願い申し上げる次第です。

2019年1月

公益財団法人 財務会計基準機構
理事長 釡 和明

 

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