IASBプレスリリース 2008年1月17日
国際財務報告解釈指針委員会(IFRIC)は本日、解釈指針案D24号「顧客負担」を、一般のコメントを募集するために公表した。本提案は2008年4月25日までコメント募集のために公開される。
顧客負担とは、企業(アクセスの提供者)が、単独又は複数の顧客に対する財又はサービスの、継続的供給へのアクセスを提供するために使用する資産を受け取る取引である。場合によっては、アクセスの提供者は、アクセスを提供する資産を取得又は建設するために用いる現金を受け取る。
IFRIC解釈指針案D24号は、実務が多様となっている多くの領域を取り扱っており、特に以下のような点を明確化している。
IFRIC解釈指針案D24号が適用されれば、実務を標準化し、顧客負担の受領の会計処理を明確化することになる。すべてのアクセス提供者は、顧客が負担した資産を認識することと、財又はサービスの供給へのアクセスの提供による収益を、アクセスが提供される期間にわたって認識することを要求される。これまで顧客が負担した資産を認識していなかったアクセス提供者は、有形固定資産及び収益の増加を認識することになる。これまで顧客が負担した資産の受領時に直ちに収益を認識していたアクセス提供者は、従来よりも長期間にわたり収益を認識することを要求されるかもしれない。IFRICは、ガイダンスを将来に向かって適用することを提案している。
IFRIC解釈指針書案第D24号「顧客負担」は、eIFRS購読者は本日から入手することができ、明日以降IASBウェブサイトから無料で入手可能になる。
Mark Byatt, Director of Corporate Communications, IASB
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Email: mbyatt@iasb.org
Sonja Horn, Communications Adviser, IASB
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Robert Garnett, IFRIC Chairman and member, IASB
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Tricia O’Malley, IFRIC Co-ordinator, IASB
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Colin Edwards, Practice Fellow, IASB
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