IASB、経営者の解説(Management Commentary)の作成及び表示に関するガイダンスを提案

2009年6月23日

 国際会計基準審議会(IASB)は、本日、「経営者の解説(Management Commentary)」と呼ばれることの多い、説明的な報告を企業が作成し表示するのに役立つ強制力のないフレームワーク案を、一般のコメントを募集するために公表した。

経営者の解説は、企業の財政状態、財務業績及びキャッシュ・フローがどのように経営者の目的やその目的の達成のための戦略に関係しているかを経営者が概説する機会である。したがって、経営者の解説に含まれる情報は、投資家や財務諸表のその他の利用者にとって強い関心事となる。しかし、経営者の解説の形の報告は多くの法域において強制となっているものの、このタイプの説明的な報告に対するガイダンスがない法域もある。このため、多くの作成者及び利用者は、IASBがそのようなガイダンスを提供することの必要性を指摘していた。

この提案は、経営者の解説の作成及び表示に関する国際的なベスト・プラクティスを参考にしている。IASBは、強制力のないガイダンスの提供により、経営者の解説の法域をまたいだ首尾一貫性と比較可能性が改善するであろうと考えている。

本提案を含んでいる公開草案の公表に当たって、IASB議長David Tweedie卿は次のように述べた。 「経営者の解説は、アニュアルレポートの最も有用なセクションの1つであるが、IFRSを適用している多くの国で、この重要な情報をどのように作成又は表示するかを扱うガイドラインがない。今日の不確実な金融情勢においては、企業が自らの予想や戦略との関連でその財務業績を説明することが特に重要である。」

公開草案「経営者の解説」は、コメント募集のため2010年3月1日まで公開され、IASBのウェブサイトwww.iasb.orgの‘Open for Comment’セクションにてアクセス可能である。回答者のコメントは、IASBの経営者の解説に関する最終ガイダンスの開発に役立つこととなる。

本公開草案の印刷版(ISBN 978-1-907026-14-0)は、IASCF出版部から£10.00(及び郵送料)で間もなく購入可能となる予定である。

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編集担当者への注釈

国際会計基準審議会(IASB)について

国際会計基準審議会(IASB)は、2001年に設立されたIASC財団の基準設定機関であり、独立した民間の非営利組織である。 IASBは、公益に資するよう、一般目的財務諸表において透明性があり比較可能な情報を提供する、高品質かつ国際的な会計基準の単一のセットを開発することを公約している。 この目的を追求するため、IASBは、広範にわたる公開の協議を行っているほか、世界中の国際機関や各国機関と協力している。 2009年7月から、IASBのメンバーは、現在の14名(うち13名は常勤)から15名に増員する。 ボードメンバーは、9か国から選ばれ、幅広い職務上の経歴を有している。 彼らは、IASC財団の評議員会から選任されるとともに、これに対して説明責任を負っており、専門的な能力と、国際的なビジネス及び市場に関する経験の多様性に関して、 選択し得る最良の組み合わせを選択することが要求されている。

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