ASBJ 企業会計基準委員会

IFRS財団が、年次改善プロセスの判断基準について意見を募集

2010年8月31日

国際会計基準審議会(IASB)の監督機関であるIFRS財団は、本日、IASBの年次改善プロセスに関する判断基準の拡充案を、一般のコメントを求めるために公表した。

年次改善プロセスは、国際財務報告基準(IFRS)の緊急ではないが必要な修正を一まとめにして公表する仕組みを提供している。こうした修正では、ガイダンスや文言の明確化、又は意図せざる帰結、矛盾若しくは見落しに対処する比較的軽微な基準の修正を行う場合がある。

本提案は、評議員会のデュー・プロセス監督委員会の検討を受けて、IASBのデュー・プロセス・ハンドブックの修正を提案するものであり、IFRSの明確化及び訂正に関する問題を年次改善プロセスで扱うべきかどうかの判断基準の拡充によってそれを行っている。

IFRS財団は、提案されている判断基準が、IFRSの明確化及び訂正に関する問題を年次改善プロセスで扱うべきかを評価するための十分かつ適切な基礎を提供するかどうかについてのコメントを歓迎している。

協議文書「年次改善:IASBデュー・プロセス・ハンドブックの修正案」は、2010年11月30日までコメントを募集しており、www.ifrs.orgの「提案に対するコメント」セクションを通じてアクセスできる。

プレス関係の問い合わせ先

Mark Byatt, Director of Corporate Communications, IFRS Foundation
Telephone: +44 (0)20 7246 6472
Email: mbyatt@ifrs.org

Gilliam Bishop, Communications Manager, IFRS Foundation
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Email: gbishop@ifrs.org

編集担当者への注釈

IFRS財団について

IFRS財団は、国際会計基準審議会(IASB)の監督機関である。IFRS財団は、IASBを通じ、公益のため、高品質の国際的な会計基準(一般目的の財務諸表において透明で比較可能な情報を求める)の単一のセットの開発に取り組んでいる。IFRS財団の資金は、大手会計事務所、世界中の民間の金融機関及び事業会社、中央銀行及び開発銀行、並びにその他の国際的及び専門的組織からの寄付により提供されている。