2011年3月の評議員会議(ロンドン)の結論

2011年4月28日

国際会計基準審議会(IASB)のガバナンス及び監督の責任を有するIFRS財団評議員会は、2011年3月30日及び31日に、四半期定例会議を開催した。評議員会は、IFRS財団の公益監督機能を監視し強化する責任を有する資本市場規制当局のグループであるIFRS財団モニタリング・ボードとも、2011年4月1日に会合した。

この会議は、副議長兼共同議長代行の藤沼亜起氏及びRobert Glauber氏が司会した。

今回会議の結論

評議会の新議長の人選

評議員会は、2010年12月の突然の痛ましい死去を受けての評議員会の新議長探しの進捗状況を検討した。この人選プロセスは評議員会の指名委員会が主導し、国際的な管理職求人会社のSpencer Stuartの支援を受けている。この人選プロセス完了のための予定の詳細は近日中に公表する。

戦略レビュー

評議員会は、2010年11月の協議文書の公表を受けてのIFRS財団の戦略の継続的見直しについて議論した。コメント期間は2010年11月に終了し、94通のコメントが寄せられた。関係者との公開の円卓会議も、アジア、ヨーロッパ及び北米で開催された。

受け取ったフィードバックを検討した際に、評議員会は、評議員会の戦略レビューから生じる施策と、IFRSモニタリング・ボードが行っている継続的なガバナンス・レビューとを調整するという全般的な希望に留意した。

評議員会は、戦略レビューに関する当初の結論の要約を、レビューのプロセスを2011年第3四半期に完了させることを目指し、90日のコメント期間で公表した。評議員会は、戦略レビューに関する円卓会議を次のように開催する予定である。

  • 2011年6月7日 東京
  • 2011年6月8日 香港
  • 2011年6月13日 ニューヨーク
  • 2011年6月21−22日 ロンドン

円卓会議への登録方法の詳細は近日中に発表する。公開協議に対して受け取ったコメントレターのスタッフによる要約は、http://go.ifrs.org/strategy+review+summaryから入手できる。

当組織の資金調達

評議員会は、IFRS財団が2010年度の営業損失を予算額1.8百万英ポンド(ヘッジ・ポジションの解約を除く)から1.3百万英ポンドに削減できたことに留意した。さらに、IFRS財団は2011事業年度については均衡予算を見込んでいる。これは、コストの入念な管理とともに当組織の長期的な資金調達に取り組む一層の努力によるものである。

IFRS財団の資金調達に関する最新情報の紹介は、評議員会とIFRS財団モニタリング・ボードとの会議の傍聴者用資料として、http://go.ifrs.org/financingから入手できる。

デュー・プロセスの監督

評議員会のデュー・プロセス監督委員会(DPOC)のDavid Sidwell委員長が、IASBの基準設定活動の監督に対する信任をさらに高めるための最近の取組みについて報告した。

第1に、DPOCは最近、IASBのデュー・プロセスについて他の類似の国際組織との比較でのベンチマーキングを実施した。評議員会の戦略レビューの一環として提言を行うことを目的としたものである。第2に、DPOCは、IASBが米国の財務会計基準審議会(FASB)とのプログラムを完了させていく中でIASBとの月例会議を行う。第3に、IASBはDPOC会議での議論のために、主要プロジェクトのそれぞれについてのデュー・プロセスへの準拠について報告する。第4に、DPOCは、その権限の中に、IFRS用XBRLタクソノミを開発する際にIFRS財団が従う基準設定プロセスを含める。最後に、DPOCは各会議後に会議の結論の要約を公表する。

DPOCの活動に関する詳細(会議の要約、DPOCの過去及び今後の会議の詳細、並びにIASBのDPOCへの報告(会議別又は基準別に分類))は、IFRS財団ウェブサイトの中の新セクションhttp://go.ifrs.org/DPOCから入手できる。

IASB議長の報告

IASB議長David Tweedie卿が、FASBとの2006年の覚書に記述された作業プログラムの残りの要素を完了させていく中での現在の作業プログラムの最新情報を提示した。

David卿は、両審議会の重点は引き続き、収益認識、リース、金融商品を扱う会計基準を改善し一致させていくプロジェクト、及び保険契約に関する新たな会計基準を開発する共同作業に置かれていると報告した。

David卿は、両審議会はこれらのプロジェクトのそれぞれに5年以上取り組んできており、両審議会は、新基準を開発する際の強制及び任意のデュー・プロセスの要求事項のすべてを上回っていると述べた。

IASB議長の報告は、傍聴者用資料として、http://go.ifrs.org/report+of+chaimanから入手できる。

教育イニシアティブの承認

評議員会は2012年から2016年の期間の教育活動を調整する5か年の戦略計画を承認した。この計画は、IFRS関連行事(主に、IFRS関連のカンファランス及び「講師育成」プログラム)とともに、IFRS及びSME用IFRSの世界中での採用を支援するための教材の開発を記述している。

評議員会は、IFRS財団モニタリング・ボードのメンバーと公開セッションで会合した。この会議のオーディオ・ウェブキャストと関連の傍聴者用資料は、下記から入手できる。
http://www.ifrs.org/Meetings/MB+Trustee+meeting+April.htm

今後の会議

評議員会は、2011年7月13−14日にニューヨーク、2011年10月12−13日にパリで会合する。

これらの会議は公開セッションで行われ、インターネットでウェブキャスト・ライブを行う。詳細は下記から入手できる。
http://www.ifrs.org/The+organisation/Trustees/Trustee+meetings/Trustee+Meetings.htm

以上

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