IASBとFASBがその他の包括利益の表示要求を一致させる

2011年6月16日

国際会計基準審議会(IASB)と米国の国内基準設定主体である財務会計基準審議会(FASB)は、本日、国際財務報告基(IFRS)に従って作成される財務諸表と米国会計基準(US GAAP)に従って作成される財務諸表における、その他の包括利益(OCI)の項目の表示を改善し一致させる修正を公表した。

IAS第1号「財務諸表の表示」の修正は、IFRSに従って財務諸表を作成する会社が、OCIの中の項目のうち、損益計算書の純損益の部に振り替えられる可能性のある項目をまとめることを要求している。この修正は、OCI及び純損益の項目を単一の計算書又は2つの連続する計算書のいずれかで表示するという現行の要求の再確認もしている。

FASBは本日、Topic 220「包括利益の表示」の更新を公表した。これはUS GAAPをOCIの表示に関してIFRSと一致させるものである。

本日公表した修正は、どの項目をOCIに表示すべきか、また、どの項目をいつ純損益を通じてリサイクルすべきかについては扱っていない。しかし、OCIを損益計算書の一部として、又は損益計算書の近くに表示することを要求することにより、財務諸表の利用者が企業の全体的な業績に対するOCI項目の影響を評価するのが容易となり、IFRSとUS GAAPとの間の比較可能性も高まることとなる。

この発表について、IASB議長David Tweedie卿は次のようにコメントした。

「これらの修正は、OCIと純損益との適切な分離を維持しつつ、両者を容易に一緒に読めるようにするものである。この変更は、どの損益項目を純損益又はOCIに含めるべきかという問題を扱っていない。当審議会は、この重要な論点を当審議会の検討項目に加えるかどうかを、近いうちに関係者に質問する予定である。」

IASBのIAS第1号の修正は、「その他の包括利益の項目の表示」に示されており、2012年7月1日以後に開始する事業年度に効力を有する。IASBのプロジェクト・サマリーと、IASBが協議プロセスの間に受け取った意見にどのように対応したのかを説明したフィードバック・ステートメントが、この修正を紹介するウェブキャストとともにwww.ifrs.orgのプロジェクト・ページで入手できる。

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