IASBがIFRS第9号の強制発効日を2015年に延期

2011年12月16日

国際会計基準審議会(IASB)は、本日、強制発効日を2013年1月1日から2015年1月1日に延期するIFRS第9号「金融商品」の修正を公表した。延期により、プロジェクトのすべてのフェーズの強制発効日を同じにすることが可能となる。

また、この修正では、IFRS第9号適用の影響について比較財務諸表を修正再表示する要求からの救済措置も設けている。この救済措置は当初は、IFRS第9号を2012年よりも前に適用することを選択した企業だけが利用可能であった。その代わりに、IFRS第9号の適用開始が金融商品の分類及び測定に与える影響を投資家が理解するのに役立てるための追加の経過的開示が要求される。

IFRS第9号の早期適用は依然として認められる。

以上

プレス関係の問い合わせ先 

Mark Byatt, Director of Communications and External Affairs, IFRS Foundation
Telephone: +44 (0)20 7246 6472
Email: mbyatt@ifrs.org

Sonja Lardeau, Communications Manager, IFRS Foundation
Telephone: +44 (0)20 7246 6463
Email: slardeau@ifrs.org

専門的な内容に関する問い合わせ先

Katherine Cancro, Assistant Technical Manager, IASB
Telephone: +44 (0)20 7246 6928
Email: kcancro@ifrs.org

編集担当者への注釈

金融商品プロジェクトについて

IAS第39号「金融商品」を置き換えるIASBのプロジェクトは、3つのフェーズに分けて行われている。分類及び測定、償却原価及び減損、ヘッジ会計(さらに一般的ヘッジ会計とマクロヘッジ会計に分割されている)である。このプロジェクトの全体的な目的は、金融商品の会計処理の簡素化により財務諸表の利用者にとっての有用性を改善することである。IASBは、2009年11月に金融資産の分類及び測定を扱うIFRS第9号「金融商品」を公表し、2010年10月に金融負債の分類及び測定に対する要求事項を公表することにより、本プロジェクトのフェーズ1を完了した。残る2つのフェーズに関する作業は依然として継続中である。詳細の情報については下記のプロジェクト・ページを参照のこと。 

http://go.ifrs.org/IAS39-Replacement

IASBについて

IASBの設立は2001年で、独立の民間非営利組織たるIFRS財団の基準設定機関である。IASBは、公益のため、高品質の国際的な会計基準(一般目的の財務諸表において高品質で透明かつ比較可能な情報を提供する)の単一のセットの開発に取り組んでいる。この目的に向け、IASBは広範な公開協議を行い、世界中の国際機関及び国内機関の協力を求めている。IASBには現在、11か国から選出された多様な職歴をもつ15名の常勤メンバーがおり、2012年までに16名に増員となる。メンバーはIFRS財団の評議員会により選任され、評議員会への説明責任を負う。評議員会に求められているのは、専門的能力と多様な国際的ビジネス及び市場の経験との最善の利用可能な組合せを選択することである。評議員会は、その職務上、当局者のモニタリング・ボードへの説明責任を負っている。

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