ASBJ 企業会計基準委員会

IOSCOとIFRS財団がIFRSの適用の首尾一貫性を国際的に高めるための共同プロトコルに合意

2013年9月18日

証券監督者国際機構(IOSCO)とIFRS財団は、本日、1組の協定(プロトコル)に合意したことを発表した。これに基づき、両組織は最高品質の財務報告の基準への両者の共通の公約を支援する協力を国際的に深める。

IOSCOは証券規制のため国際的に認められる基準への順守を開発し推進している。そのメンバーには、世界の証券市場の95%を監督している120以上の証券規制機関が含まれている。各資本市場当局は、それぞれの資本市場の中での財務報告の形式と内容を設定する責任を負っており、その多くは国際財務報告基準(IFRS)の使用を要求又は許容している。

IFRS財団の使命は、その基準設定機関である国際会計基準審議会(IASB)を通じて、高品質で国際的な会計基準の単一のセットを開発することである。

この協定書は、IOSCOとIFRS財団との10年以上にわたる協力を基礎としており、相互に協力する作業についての4つの追加的な領域を識別している。

この協定に基づき、両組織はIFRSの開発とIFRSの国際的に首尾一貫した適用の両方において協力を深めることになる。

合意に関するコメントとして、IOSCO理事会の議長Greg Medcraft氏は次のように述べた。

「この重要な取組みを歓迎している。これは、高品質を達成するために会計基準を国際的に適用するという我々の継続中の取組みを支援するものとなる。これまでの我々の良好で建設的な協力関係をさらに拡大していくことを期待している。」

IFRS財団評議員会の議長Michel Prada氏は次のように述べた。

「IOSCOとIFRS財団には共通の関心事がある。国際的な会計基準を十分に開発し、さまざまな国内状況の中で実務において首尾一貫して適用することである。実際に、2000年にIOSCOが行った決定が、グローバル会計基準を目的としたIASBの創設につながった。
IOSCOとの本日の合意は、IFRS財団の2011年戦略レビューの結論と合致しており、そのビジョンの達成への大きな一歩となるものである。」

IOSCOとIFRS財団の協定書は、IOSCO理事会とIFRS財団評議員会の承認を受けた。こちらからダウンロード可能である。
http://go.ifrs.org/IOSCO-IFRS-Foundation-Statement-of-Protocols

以上

プレス関係の問い合わせ先

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