ASBJ 企業会計基準委員会

IASBが、公開草案「投資企業――連結の例外の適用」(IFRS第10号及びIAS第28号の修正案)を公表

2014年6月11日

国際会計基準審議会(IASB)は、本日、公開草案「投資企業――連結の例外の適用」(IFRS第10号及びIAS第28号の修正案)を公表した。

IFRS第10号「連結財務諸表」及びIAS第28号「関連会社及び共同支配企業に対する投資」の修正案は、投資企業は子会社を連結せずに公正価値で測定するという要求の適用に関する3つの論点を明確化するように設計されている。

  • 連結財務諸表の表示の免除は、投資企業の子会社のうち自身が親会社である企業に引き続き適用されることを確認する。
  • どのような場合に、投資企業である親会社が、投資関連サービスを提供する子会社を公正価値で測定せずに連結すべきなのかを明確化する。
  • 自身は投資企業ではないが、投資企業である関連会社に対する持分を有している企業について、持分法の適用を単純化する。

この論点は、IFRS解釈指針委員会への意見書がきっかけとなっており、解釈指針委員会は、実務において生じている不統一のリスクを削減するため、IASBが要求事項を明確化するように基準を修正すべきであると提案した。

本提案は、一般のコメントを求めるため96日間公開される。これは通常のコメント期間よりも短いが、投資企業についてのIFRS第10号の当初の要求事項の発効日が2014年1月1日であることを反映したものである。公開草案はこちらからダウンロードできる。

以上

プレス関係の問い合わせ先

Chris Welsh, Communications Manager, IFRS Foundation
Telephone: +44 (0)20 7246 6495
Email: cwelsh@ifrs.org


公開草案「投資企業:連結の例外の適用」(IFRS第10号及びIAS第28号の修正案)の日本語訳は以下からダウンロード可能です。この翻訳は、企業会計基準委員会スタッフが参考のために作成したものです。ご利用にあたっては、必ず原文をご参照ください。

なお、本資料はPDFファイルのみでの提供ですので、あらかじめご了承ください。

IASB公開草案「投資企業:連結の例外の適用」(IFRS第10号及びIAS第28号の修正案)の和訳