ASBJ 企業会計基準委員会

IASBが、IAS第12号「法人所得税」の修正案を公表

2014年8月20日

国際会計基準審議会(IASB)は、本日、IAS第12号「法人所得税」の修正案を公表した。

IAS第12号は、繰延税金資産を含めて法人所得税の会計処理を扱っている。本日公表した修正は、公正価値で測定される負債性金融商品に係る繰延税金資産の会計処理方法を明確化するガイダンスを提案している。

修正案は、実務上の不統一に対応して提案されているものであり、企業が税務上の欠損金を報告する状況において該当がある。

この論点はIFRS解釈指針委員会(「解釈指針委員会」)への意見書がきっかけとなった。これに対応して、解釈指針委員会は、IASBがIAS第12号を修正することを提案した。

公開草案「未実現損失に係る繰延税金資産の認識」(IAS第12号の修正案)は一般のコメントを求めるため120日間公開される。

こちらからダウンロードできる。

以上

プレス関係の問い合わせ先

Chris Welsh, Communications Manager, IFRS Foundation
Telephone: +44 (0)20 7246 6495
Email: cwelsh@ifrs.org


公開草案「未実現損失に係る繰延税金資産の認識」(IAS第12号の修正案)の日本語訳は以下からダウンロード可能です。この翻訳は、企業会計基準委員会スタッフが参考のために作成したものです。ご利用にあたっては、必ず原文をご参照ください。

なお、本資料はPDFファイルのみでの提供ですので、あらかじめご了承ください。

IASB公開草案「未実現損失に係る繰延税金資産の認識」(IAS第12号の修正案)の和訳