ASBJ 企業会計基準委員会

IASBが負債の分類方法を明確化する提案を公表

2015年2月10日

国際会計基準審議会(IASB)は、本日、企業が債務をどのように分類するのか(特に、更新が生じる場合に)を明確化する公開草案「負債の分類」(IAS第1号の修正案)を一般のコメントを求めるために公表した。

本修正案は、負債を流動又は非流動に分類する要件を明確化することによって、財務諸表における表示を改善するように設計されている。本修正はこれを次のことによって行っている。

  1.  負債の流動又は非流動の分類は、報告期間の末日現在の企業の権利を基礎とする旨を明確化する。
  2.  負債の決済と企業からの資源の流出との関連付けを明確化する。

本提案は、一般のコメントを求めるために120日間公開される。修正案に対するコメントは2015年6月10日までにIASBに送付されたい。公開草案はIFRSウェブサイトのOpen for commentセクションからアクセスできる。

以上

編集担当者への注釈

これらは、IAS第1号「財務諸表の表示」の負債要素の分類の明確化の提案である。
提案は、IFRS解釈指針委員会が識別し検討した取組みから生じている。

プレス関係の問い合わせ先 

Kirstina Reitan, Head of Communications, IFRS Foundation
Telephone: +44 (0)20 7246 6960
Email: kreitan@ifrs.org

専門的な内容に関する問合せ先

Michael Stewart, Director of Implementation Activities, IASB
Telephone: +44 (0)20 7246 6922
Email: mstewart@ifrs.org

April Pitman, Senior Technical Manager, IASB
Telephone: +44 (0)20 7246 6492
Email: apitman@ifrs.org


公開草案「負債の分類(IAS第1号の修正案)」の日本語訳は以下からダウンロード可能です。この翻訳は、企業会計基準委員会スタッフが参考のために作成したものです。ご利用にあたっては、必ず原文をご参照ください。

なお、本資料はPDFファイルのみでの提供ですので、あらかじめご了承ください。

IASB公開草案「負債の分類(IAS第1号の修正案)」の和訳