ASBJ 企業会計基準委員会

IASBが収益基準の発効日を延期する提案についてフィードバックを求める

2015年5月19日

IASBは、本日、収益の基準であるIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」の発効日を2018年1月1日まで1年延期する提案を協議のために公表した。

収益基準は、2014年5月に米国財務会計基準審議会(FASB)と共同で公表され、発効日は2017年1月1日となっている。

発効日延期の提案の主な理由は、IASBが本基準の対象を絞った修正の公開草案の公表を予定していることである。そこには、要求事項のいくつかの明確化と適用を助ける設例の追加が含まれることになる。これらの対象を絞った修正は、本基準の適用を支援するためにFASBと協力して設置された合同の移行リソース・グループ(TRG)の議論から生じている。FASBも現在、自身の収益基準の発効日を1年延期する提案について協議を行っている。

公開草案「IFRS第15号の発効日(IFRS第15号の修正案)」に対するフィードバックは、2015年7月3日までに求められている。IASBは、7月の会議でフィードバックを検討し、そこで収益基準の発効日を変更すべきかどうかについての最終的な決定を行う予定である。

収益基準の早期適用は引き続き認められることになる。

以上

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公開草案「IFRS第15号の発効日(IFRS第15号の修正案)」の日本語訳は以下からダウンロード可能です。この翻訳は、企業会計基準委員会スタッフが参考のために作成したものです。ご利用にあたっては、必ず原文をご参照ください。

なお、本資料はPDFファイルのみでの提供ですので、あらかじめご了承ください。

IASB公開草案「IFRS第15号の発効日(IFRS第15号の修正案)」の和訳