ASBJ 企業会計基準委員会

IASBが、関連会社及び共同支配企業の会計処理の変更を、より広範囲の見直しの完了まで延期することを提案

2015年8月10日

国際会計基準審議会(IASB)は、本日、投資者と関連会社又は共同支配企業の間の取引の会計処理方法のいくつかの側面を変更しなければならない日付を延期する提案を、公開協議のために公表した。

提案している延期は、IASBが2014年にIFRS第10号「連結財務諸表」及びIAS第28号「関連会社及び共同支配企業に対する投資」の狭い範囲の修正を通じて導入した変更に適用されることになる。それらの変更は、企業が、当該企業と自らが投資している関連会社又は共同支配企業の間で資産を売却又は拠出する場合に認識する利得又は損失をどのように算定すべきかに影響を与える。この変更は、関連会社及び共同支配企業に対する投資を企業が会計処理する方法の他の側面には影響を与えない。

提案している延期は、これらの特定の変更を2016年までに行うという現在の要求を削除することになる。その代わりに、企業は、計画されている広範囲の見直し(こうした取引の会計処理や関連会社及び共同支配企業の会計処理の他の側面について簡素化をもたらす可能性がある)の実施後まで待つことができる。

この協議は、2015年10月9日までコメントを求めるために公開される。

以上

編集担当者への注釈

  • 本公開草案は、こちらでアクセスできる。
  • 2014年に行った変更に関する情報は、こちらでアクセスできる。

プレス関係の問い合わせ先

Kirstina Reitan, Head of Communications, IFRS Foundation
Telephone: +44 (0)20 7246 6960
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April Pitman, Senior Technical Manager, IASB
Telephone: +44 (0) 20 7246 6492
Email: apitman@ifrs.org 




公開草案「IFRS第10号及びIAS第28号の修正の発効日」の日本語訳は以下からダウンロード可能です。この翻訳は、企業会計基準委員会スタッフが参考のために作成したものです。ご利用にあたっては、必ず原文をご参照ください。

なお、本資料はPDFファイルのみでの提供ですので、あらかじめご了承ください。


IASB公開草案「IFRS第10号及びIAS第28号の修正の発効日」の和訳