IASBが収益基準の正式な修正を公表し、発効日の延期を確認
2015年9月11日
国際会計基準審議会(IASB)は、本日、収益の基準であるIFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」の修正を公表し、正式に発効日を2018年まで1年延期した。
本修正「IFRS第15号の発効日」の公表は、発効日を2017年1月1日から2018年1月1日まで延期するというIASBの7月の決定を受けて、協議に対するフィードバックを検討した上で行われたものである。
IFRS適用企業は引き続き、本基準を早期適用する選択肢がある。
本修正の主な理由は、IASBが現在、本基準のいくつかの明確化の提案について協議していることである。これらの提案は、収益に関する移行リソース・グループ(TRG)の議論を受けたものである。TRGは、2014年5月の基準公表後に、企業の適用を支援するためにIASBと米国財務会計基準審議会(FASB)が設置したものである。
提案している明確化に関する協議は2015年10月28日に終了する。IASBは、寄せられるフィードバックを踏まえて、この明確化に関する議論を2015年末までに完了する予定であり、その後、基準の最終的な修正が公表されることとなる。
以上
編集担当者への注釈
- 本公表物「IFRS第15号の発効日」はこちらからダウンロードできる。
- 発効日の延期に関する協議に対するフィードバックを要約したIASBスタッフペーパーがこちらに掲載されている。
- 収益の基準に関する追加的な情報はこちらに掲載されている。
プレス関係の問い合わせ先
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