国際会計基準審議会が保険契約基準の修正を公表

2016年9月12日

国際会計基準審議会(当審議会)は、本日、現行の保険契約基準であるIFRS第4号の修正を公表した。

本修正は、新しい金融商品基準であるIFRS第9号の適用を当審議会がIFRS第4号に代わるものとして開発している基準の適用前に行うことから生じる懸念に対処するものである。こうした懸念の中には、報告される結果の一時的なボラティリティがある。

本修正では、2つのアプローチを導入している。すなわち、上書きアプローチと延期アプローチである。修正後の基準は次のようになる。

  • 保険契約を発行するすべての会社に、IFRS第9号を新しい保険契約基準の公表前に適用する際に生じる可能性があるボラティリティを、純損益ではなく、その他の包括利益に認識する選択肢を与える。
  • 活動が圧倒的に保険に関連している会社に、2021年までIFRS第9号の適用の選択的な一時的免除を与える。IFRS第9号の適用を延期する企業は、現行の金融商品基準である IAS第39号を引き続き適用することになる。

IFRS第4号の修正は、一時的なボラティリティに対処するためにすでに使用できる本基準における既存の選択肢を補完するものである。

IASB議長のハンス・フーガーホーストは、次のように述べた。

「新しい金融商品基準と今後公表予定の保険基準は、ともに財務報告の品質と比較可能性を改善することになる。しかし、移行上の課題が生じ得ることを我々は理解しており、保険契約を扱う会社にこれらに対処するための2つの任意の選択肢を与えることにした。」

新しい保険契約基準は現在文案作成中であり、発効日は2020年以降となる。

IFRS第4号の修正を反映したIFRSタクソノミの更新案は、こちらでアクセスできる。

以上

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