ASBJ 企業会計基準委員会

IASBがcovid-19によりIAS第1号の修正の発効日の延期を提案

2020年5月4日

国際会計基準審議会(当審議会)は、IAS第1号「財務諸表の表示」を修正する「負債の流動又は非流動への分類」の発効日を1年延期することを提案した。

このIAS第1号の修正は2020年1月に公表され、2022年1月1日以後開始する事業年度に適用される。しかし、covid-19パンデミックに対応して、当審議会は、発効日を1年延期して2023年1月1日以後開始する事業年度とすることによって、この修正から生じる分類の変更を導入するためのより多くの時間を企業に与えることを提案している。

当審議会は、発効日の延期以外には当初の修正の変更を提案していない。

当審議会は、この困難な時期に利害関係者に支援を提供するために迅速に対応した。このため、この提案のコメント期間は短期(30日)としている。コメント期限は6月3日である。

公開草案「負債の流動又は非流動への分類 - 発効日の延期」を見てコメントを提出するには、当審議会のコメントレターのページにアクセスされたい。

                                                                                                                                                                                                  以 上


公開草案「負債の流動又は非流動への分類 - 発効日の延期」(IAS1号の修正案)の日本語訳は以下からダウンロード可能です。この翻訳は、企業会計基準委員会スタッフが参考のために作成したものです。ご利用にあたっては、必ず原文をご参照ください。

なお、本資料はPDFファイルのみでの提供ですので、あらかじめご了承ください。

公開草案「負債の流動又は非流動への分類 - 発効日の延期」(IAS第1号の修正案)