ASBJ 企業会計基準委員会

IASBがグループ会計に関するIFRS基準のパッケージをレビュー

2020年12月9日

国際会計基準審議会(当審議会)は、グループ会計に関する IFRS 基準、すなわち、IFRS第10号「連結財務諸表」、IFRS第11号「共同支配の取決め」及びIFRS第12号「他の企業への関与の開示」に関するフィードバックを求めている。

情報要請が、これらの基準の適用後レビューの一環として公表された。

適用後レビューは、新基準の影響を評価するために、企業がその要求事項をある程度の期間にわたり適用した後に実施される。

IFRS第10号は、グループ(連結)財務諸表の作成に関する要求事項を示している。IFRS第11号は、共同支配の取決めに対する持分をどのように会計処理するかを扱っている。IFRS第12号は、他の企業への関与に関して財務諸表注記で開示する情報を示している。

これらのIFRS基準は2013年1月1日以後開始した事業年度に適用されている。

本日公表された情報要請は、基準の適用及び財務諸表利用者に提供される情報に関してのフィードバックを求めている。

当審議会は、この情報要請に関するフィードバックを利用して追加のアクションが必要かどうかを決定する。

国際会計基準審議会のハンス・フーガーホースト議長は次のように述べた。

「適用後レビューは、我々の基準が意図した役割を果たしていることを確認する機会である。 すべての利害関係者に、関連性のあるフィードバックの提供によって、このプロセスにおいて我々を支援することをお勧めする。」

適用後レビューの詳細は、デュー・プロセス・ハンドブックで見ることができる。

コメント期限は、2021年5月10日である。

この適用後レビューに関して予定しているウェブセミナーに関する情報は、まもなく公開する。

以 上


情報要請 IFRS第10号「連結財務諸表」、IFRS第11号「共同支配の取決め」及びIFRS第12号「他の企業への関与の開示」の適用後レビューの日本語訳は以下からダウンロード可能です。この翻訳は、企業会計基準委員会スタッフが参考のために作成したものです。ご利用にあたっては、必ず原文をご参照ください。

なお、本資料はPDFファイルのみでの提供ですので、あらかじめご了承ください。

情報要請 IFRS第10号「連結財務諸表」、IFRS第11号「共同支配の取決め」及びIFRS第12号「他の企業への関与の開示」の適用後レビュー