IASBがサプライヤー・ファイナンス契約の透明性を高めるための開示要求を提案

2021年11月26日

国際会計基準審議会(IASB)は本日、サプライヤー・ファイナンス契約及びそれが企業の負債とキャッシュ・フローに与える影響の透明性を高めるための開示要求の変更案を、一般のコメントを求めるために公表した。

サプライヤー・ファイナンス契約は、サプライチェーン・ファイナンス、買掛金ファイナンス、リバース・ファクタリング契約などと呼ばれることが多い。

現行の開示要求に対するこの的を絞った修正案は、そうした契約の影響を分析し理解するのに役立てるためのより詳細な情報に対する投資者の要望を満たすように設計されている。

IASBの提案では、企業は自社のサプライヤー・ファイナンス契約が自社の負債及びキャッシュ・フローに与える影響を投資者が評価できるようにする情報を開示することを要求される。これらの提案は、IAS第7号「キャッシュ・フロー計算書」及びIFRS第7号「金融商品:開示」を修正することになる。この提案は、IFRS解釈指針委員会が2020年に公表したアジェンダ決定を補完するものである。

この修正案が影響を与えるのは、買手として、サプライヤー・ファイナンス契約(企業又は仕入先が、企業の仕入先に対する債務金額についてのファイナンスにアクセスできる)を締結している企業である。

アンドレアス・バーコウIASB議長は次のように述べた。

「投資者は企業のサプライチェーン・ファイナンス契約に関するより詳細な開示を要求している。こうした資金調達の実務がますます一般的になっているからである。提案している要求事項は、そうしたファイナンス契約が企業の負債及びキャッシュ・フローに与える影響を評価するために必要な情報を投資者に提供するように設計されている。」

公開草案「サプライヤー・ファイナンス契約」は、2022年3月28日までコメント募集のため公開される

IASBの提案を説明しているザック・ガストIASB理事による「Investor Perspective」の記事へのアクセスはこちら

以 上


公開草案「サプライヤー・ファイナンス契約」IAS第7号及びIFRS第7号の修正案の日本語訳は以下からダウンロード可能です。この翻訳は、企業会計基準委員会スタッフが参考のために作成したものです。ご利用にあたっては、必ず原文をご参照ください。

なお、本資料はPDFファイルのみでの提供ですので、あらかじめご了承ください。

公開草案「サプライヤー・ファイナンス契約」IAS第7号及びIFRS第7号の修正案

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