国際会計・サステナビリティ開示人材ネットワーク
目的
2016年6月に閣議決定された日本再興戦略2016では、「国際会計人材の育成」について、関係機関等と連携して、IFRS財団の国際会計基準審議会(IASB)が策定するIFRS会計基準に関して国際的な場で意見発信できる人材のプールを構築することが記載されています。
当財団では、市場関係者から構成された「国際会計人材プールに関する検討会」における検討を経て、2017年より、「国際会計人材ネットワーク」を構築し、このネットワークの登録リストを公表しております。
また、2021年11月に、IFRS財団の下に国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)が設立されたことをはじめ、昨今のサステナビリティ開示基準に関して国際的な場で意見発信できる人材のプールを構築することが求められている状況に鑑み、2023年2月より、本取組みに関する名称を「国際会計・サステナビリティ開示人材ネットワーク」に変更し、国際的な会計に関する人材に加え、国際的なサステナビリティ開示に関する人材を登録リストに加えることといたしました。
「国際会計・サステナビリティ開示人材ネットワーク」の目的は、以下のとおりです。
- IFRS会計基準又はIFRSサステナビリティ開示基準に関して国際的な場で意見発信できる人材並びにIFRS会計基準又はIFRSサステナビリティ開示基準に基づく実務を担える人材等の育成
- 企業の役員及び従業員、公認会計士及び監査法人勤務者、証券アナリスト、学識経験者、基準設定主体の委員及び研究員並びに官庁の行政官等、それぞれの分野及び立場で、国際的な会計又は国際的なサステナビリティ開示の実務に精通した人材が、各分野及び立場の垣根を越えて交流及び意見交換を行うための場を設けること
- 国際的な会計又は国際的なサステナビリティ開示に従事する人材として活躍したいと考える個人のキャリア形成のサポート
- 国際的な会計又は国際的なサステナビリティ開示に従事する人材の「見える化」を図り、こうした人材の活躍の場を広げることで、各分野の業務(財務諸表等の作成及び分析、会計又はサステナビリティ開示に関する実務、会計基準又はサステナビリティ開示基準の策定等)の円滑化・品質向上に貢献すること
- 以上を通じて、関係者の協力により我が国の会計基準及びサステナビリティ開示基準に関する国際的な発信力の強化、我が国の会計基準及びサステナビリティ開示基準の信頼性確保につなげること
活動
国際会議の場で活躍している人材との交流や、IFRS最新の動向等について共有する機会の提供を実施していきます。
登録
登録リストは、各市場関係者の団体等が登録ガイドラインを踏まえ、登録する人材の選定を行っています。国際会計・サステナビリティ開示人材ネットワーク及び登録ガイドラインの登録リストは、以下のとおりです。
※「国際会計・サステナビリティ開示人材ネットワーク」の登録リストに記載されている個人に係る連絡先等のご照会については、お答えできませんので、ご了承ください。
登録のお申込み
「国際会計・サステナビリティ開示人材ネットワーク」への登録を希望される方は、以下より、お申し込みください。登録の可否を検討させていただき、結果をご本人に連絡させていただきます。