ASBJ 企業会計基準委員会

第19回企業会計基準委員会議事要旨

日時 2002年9月10日(火) 10時00分~12時00分
場所 財務会計基準機構 会議室

議題

審議事項

  1. 実務対応報告公開草案第5号「デット・エクイティ・スワップの実行時における債権者側の会計処理に関する実務上の取扱い(案)」について
  2. 企業会計基準公開草案第2号「1株当たり当期純利益に関する会計基準(案)」に対するコメントについて
  3. 企業会計基準適用指針公開草案第4号「1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針(案)」に対するコメントについて
  4. 企業会計基準適用指針公開草案第5号「自己株式及び法定準備金の取崩等に関する会計基準適用指針(その2)(案)」に対するコメントについて
  5. 固定資産会計専門委員会における検討概要について

報告事項

  1. 大阪カンファレンスの報告について

議事概要

審議事項

1. 実務対応報告公開草案第5号「デット・エクイティ・スワップの実行時における債権者側の会計処理に関する実務上の取扱い(案)」について
  • 秋葉専門研究員より標記公開草案について説明がなされ、審議が行われた後、出席委員11名全員の賛成により、標記公開草案の公表が議決された。
  • なお、標記公開草案については、「実務対応報告公開草案第5号 デット・エクイティ・スワップの実行時における債権者側の会計処理に関する実務上の取扱い(案)の公表」をご参照下さい。
  • 各委員からの主な発言は以下の通り。
  • 「デット・エクイティ・スワップが子会社、関連会社株等が対象となる場合において、本実務対応報告が適用されることで間違いないか。」との質問に対し、「本実務対応報告を適用することが適当であると考えられる。」との理解が確認された。
    「本実務対応報告が公表されることにより、債務者側の会計処理はどのように行えば良いか。」との質問については、事務局から「債務者側については、問題の所在を確認したのみで、専門委員会においても特に議論がされていない。」という返答を踏まえ、本実務対応報告は、「債務者側の法律手続きによる『券面額説』や『評価額説』にかかわらず適用されることになる。」という扱いが示された。
    「デット・エクイティ・スワップにより取得した株式の評価については、減損との関係も含めて、今後更に検討すべき問題である。」ということが確認された。
2. 企業会計基準公開草案第2号「1株当たり当期純利益に関する会計基準(案)」に対するコメントについて
3. 企業会計基準適用指針公開草案第4号「1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針(案)」に対するコメントについて
  • 秋葉専門研究員より上記審議事項2.及び3.の公開草案に対するコメントの内容等の説明がなされた。
4. 企業会計基準適用指針公開草案第5号「自己株式及び法定準備金の取崩等に関する会計基準適用指針(その2)(案)」に対するコメントについて
  • 小賀坂専門研究員より標記公開草案に対するコメントの内容等の説明がなされた。
5.固定資産会計専門委員会における検討概要について
  • 豊田専門研究員より標記について説明が行われた後、意見交換が行われた。
  • 各委員の主な意見は以下の通り。
  • 「我が国の企業の大部分は減価償却を税法基準に則って行っているが、会計上のあるべき姿を示して欲しい。」

以上