ASBJ 企業会計基準委員会

第88回企業会計基準委員会議事要旨

日時 2005年9月2日(金) 13時30分~16時30分
場所 財務会計基準機構 会議室

議題

審議事項

  1. 企業会計基準公開草案「役員賞与に関する会計基準(案)」について【公表議決予定】
  2. 企業会計基準適用指針公開草案「その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の会計処(案)」について【公表議決予定】
  3. ストック・オプション等専門委員会における検討状況について
  4. 公開草案「1株当たり当期純利益に関する会計基準(案)」及び「1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針(案)」について
  5. 四半期会計基準専門委員会における検討状況について
  6. 退職給付専門委員会における検討状況について
  7. 棚卸資産専門委員会における検討状況について

議事概要

審議事項

(1)企業会計基準公開草案「役員賞与に関する会計基準(案)」について

標記の公開草案の公表に関する審議が行われた。冒頭、西川副委員長より、本日の審議に関する概要説明がなされ、続いて、布施専門研究員より前回の委員会からの変更点を中心に公開草案の文案の説明がなされた。説明の後、審議・採決が行われ、審議による修正点の反映及び最終的な字句等の修正については委員長に一任することを前提に、出席委員全員の賛成をもって9月7日に公表することが承認された。

審議内容については、議事要旨(1)「企業会計基準公開草案『役員賞与に関する会計基準(案)』について」をご覧ください。

(2)企業会計基準適用指針公開草案「その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の会計処(案)」について

標記の公開草案の公表に関する審議が行われた。冒頭、西川副委員長より、本日の審議に関する概要説明がなされ、続いて、布施専門研究員より前回の委員会からの変更点を中心に公開草案の文案の説明がなされた。説明の後、審議・採決が行われ、最終的な字句等の修正については委員長に一任することを前提に、出席委員全員の賛成をもって9月7日に公表することが承認された。

審議内容については、議事要旨(2)「企業会計基準適用指針公開草案『その他資本剰余金の処分による配当を受けた株主の会計処理(案)』について」をご覧ください。

(3)ストック・オプション等専門委員会における検討状況について

西川副委員長及び湯川専門研究員より、前回の第87回企業会計基準委員会において、「ストック・オプション等に関する会計基準(案)及び同適用指針(案)」の概要説明がなされたことを受けて、今回は上述概要について若干の補足説明がなされた後、意見交換が行われた。
審議内容については、議事要旨(3)「ストック・オプション等専門委員会における検討状況について」

審議資料については、審議事項(3)-1「『ストック・オプション等に関する会計基準』検討状況」及び審議事項(3)-2「勤務対象期間の判定」をご覧下さい。

(4)公開草案「1株当たり当期純利益に関する会計基準(案)」、「1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針(案)」及び実務対応報告公開草案『1株当たり当期純利益に関する実務上の取扱い(案)』について

西川副委員長及び出田専門研究員より、標記公開草案の考え方に関して、会社法の公布及び他の会計基準の公開草案が公表されたことを受けた字句等の修正としてはどうかという提案がなされ、審議が行われた。

審議内容については、議事要旨(4)「企業会計基準公開草案『1株当たり当期純利益に関する会計基準(案)』企業会計基準適用指針公開草案『1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針(案)』及び実務対応報告公開草案『1株当たり当期純利益に関する実務上の取扱い(案)』について」をご覧下さい。

(5)四半期会計基準専門委員会における検討状況について

石井委員及び新井専門研究員より四半期会計基準専門委員会における検討状況について説明がなされた。今回は四半期財務諸表の構成や開示対象期間、注記情報の基本的なスタンス等の論点を中心に説明がなされ、意見交換が行われた。

審議内容については、議事要旨(5)「四半期会計基準専門委員会における検討状況について」

審議資料については審議事項(5)「四半期会計基準専門委員会での検討状況」審議事項(5)別添資料1「現状の開示様式」及び審議事項(5)別添資料2「注記情報一覧」をご覧下さい。

(6)退職給付専門委員会における検討状況について

西川副委員長及び秋葉統括研究員より、前回に引き続き厚生年金保険法改正に伴う会計上の論点についての説明がなされた。今回は退職給付専門委員会における検討状況を踏まえ、厚生年金基金制度の代行部分の債務や会計処理に関して、「これまで同様に『退職給付債務(PBO)』を採用する」案に基づいて検討することにより、この立場から「新たに『最低責任準備金』とする」案に対して説明責任を負うかたちで進めてはどうかという考え方が説明され、意見交換が行われた。

審議内容については、議事要旨(6)「退職給付専門委員会における検討状況について」

審議資料については審議事項(6)「 厚生年金保険法改正に伴う会計上の論点(案)」をご覧下さい。

(7)棚卸資産専門委員会における検討状況について

石井委員及び湯川専門研究員より、棚卸資産専門委員会における検討状況について説明がなされた。今回は、棚卸資産の評価基準に関する論点の背景及び原価法と低価法の選択適用に関する見直しの論点の説明がなされ、意見交換が行われた。

審議内容については、議事要旨(7)「棚卸資産専門委員会における検討状況について」をご覧下さい。

以上