ASBJ 企業会計基準委員会

第102回企業会計基準委員会議事要旨

日時 2006年4月11日(火) 13時30分~17時55分
場所 財務会計基準機構 会議室

議題

審議事項

  1. 企業会計基準公開草案「棚卸資産の評価原則に関する会計基準(案)」について【公表議決】
  2. テーマ協議会からの報告事項
  3. リース会計専門委員会における検討状況について
  4. 実務対応報告「連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い(案)」について
  5. 「四半期財務諸表の作成基準に関する論点の整理」のコメントについて
  6. 特別目的会社専門委員会における検討状況について
  7. 実務対応報告公開草案第19号「有限責任事業組合及び合同会社に対する出資者の会計処理に関する実務上の取扱い(案)」に対するコメントについて
  8. 会社法対応専門委員会における検討状況について
  9. 関連当事者開示検討専門委員会における検討状況について

報告事項

  1. 国際対応専門委員会の議事概要について
  2. NSS会議報告
  3. IASB会議報告
  4. 日本公認会計士協会からの報告

議事概要

審議事項

(1)企業会計基準公開草案「棚卸資産の評価原則に関する会計基準(案)」について

標記企業会計基準公開草案の公表に関する審議が行われた。冒頭、西川副委員長より、本日の審議に関する概要説明がなされ、続いて、湯川専門研究員より前回の委員会からの変更点を中心に当該公開草案の説明がなされた。説明の後、審議・採決が行われ、字句等の修正は委員長に一任することを前提に、出席委員全員の賛成をもって公表することが承認された。

公表された会計基準公開草案については、企業会計基準公開草案第12号「棚卸資産の評価原則に関する会計基準(案)」

審議内容については、議事要旨(1) 企業会計基準公開草案「棚卸資産の評価原則に関する会計基準(案)」についてをご覧下さい。

(2)テーマ協議会からの報告事項

テーマ協議会の川北議長より、平成18年3月10日に行われた第11回テーマ協議会における議事概要の報告がなされた。今回はテーマ協議会において石井委員より当委員会の活動状況の説明がなされたことが報告された。なお、今回はテーマ協議会からの提言事項はなかった。

審議資料につきましては、審議事項(2) 第11回テーマ協議会の議事概要をご覧下さい。

(3)リース会計専門委員会における検討状況について

石井委員及びリース会計専門委員会の小賀坂専門委員より、リース会計専門委員会における検討状況の説明がなされた。今回は、リース会計に関する会計基準案及び同適用指針案の文案が提示され、これまでの検討状況を踏まえながら文案に沿った形での説明がなされて審議が行なわれた。

審議内容につきましては、議事要旨(3) リース会計専門委員会における検討状況について

審議資料につきましては、

をご覧下さい。

(4)実務対応報告「連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い(案)」について

西川副委員長及び石原研究員より、標記実務対応報告公開草案に寄せられたコメントへの検討など、専門委員会での検討状況を踏まえた公開草案からの変更点の説明及びその中で個別論点として別途検討すべき事項の説明がなされ、審議が行なわれた。

審議内容につきましては、議事要旨(4) 実務対応報告「連結財務諸表作成における在外子会社の会計処理に関する当面の取扱い(案)」について

審議資料につきましては、

をご覧下さい。

(5)「四半期財務諸表の作成基準に関する論点の整理」のコメントについて

石井委員及び新井専門研究員より、四半期財務諸表作成基準に関する論点の整理に寄せられたコメントへの対応案について説明がなされた。なお、今回は前回の第101回委員会(3月28日開催)における説明部分(論点1~4までの部分)以降の箇所についての説明がなされ、審議が行なわれた。

審議内容につきましては、議事要旨(5) 「四半期財務諸表の作成基準に関する論点の整理」のコメントについて

審議資料につきましては、

をご覧下さい。

(6)特別目的会社専門委員会における検討状況について

西川副委員長及び秋葉統括研究員より、特別目的会社専門委員会における検討状況の説明がなされた。
今回は、投資事業組合に対する支配力基準及び影響力基準の適用に関する実務上の取扱いについて、公表物と想定されている実務対応報告の文案に基づいた形での説明がなされ、審議が行なわれた。

審議内容につきましては、議事要旨(6) 特別目的会社専門委員会における検討状況について

審議資料につきましては、

をご覧下さい。

(7)実務対応報告公開草案第19号「有限責任事業組合及び合同会社に対する出資者の会計処理に関する実務上の取扱い(案)」に対するコメントについて

西川副委員長及び五反田屋専門研究員より、標記公開草案に寄せられたコメントの紹介とその対応案についての説明がなされた後、審議が行われた。

なお、標記公開草案におけるコメントの募集については、1月27日から2月27日を締め切りとして設定されていたものである。

審議内容につきましては、議事要旨(7) 実務対応報告公開草案第19号「有限責任事業組合及び合同会社に対する出資者の会計処理に関する実務上の取扱い(案)」に対するコメントについて

審議資料につきましては、審議事項(7) 主なコメントの概要とそれらに対する対応案をご覧下さい。

(8)会社法対応専門委員会における検討状況について

西川副委員長及び布施専門研究員より、会社法対応専門委員会における検討状況の説明がなされた。今回は、繰延資産の会計処理の当面の取扱いについての概要及びその具体的な検討内容が、公表物として想定されている実務対応報告公開草案の文案に沿った形で説明され、審議が行なわれた。

審議内容につきましては、議事要旨(8) 会社法対応専門委員会における検討状況について

審議資料につきましては、

をご覧下さい。

(9)関連当事者開示検討専門委員会における検討状況について

石井委員、新井専門研究員及び五反田屋専門研究員より、関連当事者開示検討専門委員会における検討状況の説明がなされた。今回は新井専門研究員より関連当事者の開示に関する会計基準案について、前回の委員会からの変更点を中心に文案に沿った形での説明がなされ、その後、五反田屋専門研究員より会計基準案の変更事項を踏まえた、同適用指針の文案についての具体的な検討状況の説明がなされて審議が行われた。

審議内容につきましては、議事要旨(9) 関連当事者開示検討専門委員会における検討状況について

審議資料につきましては、

をご覧下さい。

報告事項

(3)IASB会議報告

山田IASB理事より、3月28日から31日の4日間に開催されたIASB会議の報告がなされた

報告資料につきましては、報告事項(3) IASB会議報告(第55回会議)をご覧下さい。

報告事項(1)、(2)、(4)については、資料の配布をもって報告するものとされた。

報告資料については、

をご覧下さい。

また、報告事項(4)-1 監査基準委員会報告書第34号「関連当事者の監査」
報告事項(4)-2 会計制度委員会研究報告第9号「附属明細書のひな型」の改正について(公開草案)
につきましては、日本公認会計士協会ホームページをご覧下さい。

以上