第30回 基準諮問会議議事概要

日時 2017年7月11日(火) 16時00分~17時30分
場所 公益財団法人財務会計基準機構 会議室

議題

審議事項

  1. テーマ提言について

  2. 企業会計基準委員会の最近の活動状況について

議事概要

(1)テーマ提言について

前回までの基準諮問会議における提案について、FASF渡部企画・開示室長より、「『経営者が会計方針を適用する過程で行った判断』及び『見積りの不確実性の発生要因』に関する注記情報の充実」については、前回の基準諮問会議でIASBからの開示原則に関するディスカッション・ペーパーへのコメントの検討を終えた後、議論を再開することとなっている旨、「無対価株式交換の会計処理」及び「親会社による子会社の吸収合併」の二つのテーマについて、実務対応専門委員会のテーマ評価の結果、ASBJの新規テーマとして採り上げるには至らないとし、「過去に審議を行ったが提言に至らなかったテーマ」として取り扱うことを提案する旨の説明がなされた。また、「会計制度委員会報告第14号「金融商品会計に関する実務指針」における当座貸越契約及び貸出コミットメントに関する規定の改正」については、引き続き状況を注視しており、この点につき、提案者である全国銀行協会を代表して吉田基準諮問会議委員より説明がなされた。

続いて、企業会計基準委員会(ASBJ)の小賀坂副委員長より、「無対価株式交換の会計処理」及び「親会社による子会社の吸収合併」の二つのテーマについて実務対応専門委員会におけるテーマの評価の内容について、説明がなされた。

基準諮問会議の委員より、議事要旨(1)に記載の意見が出された。

(2)企業会計基準委員会の最近の活動状況について

企業会計基準委員会(ASBJ)の小野委員長より、ASBJの活動状況についての報告が行われた。

また、小賀坂副委員長及び川西常勤委員より、収益認識に関する会計基準の開発の状況、開示に関する適用後レビューの計画、のれんに関する国際的な議論の状況及び税効果会計に関する開示規定の開発の状況に関する説明がなされた。

基準諮問会議の委員より、議事要旨(2)に記載の意見及び質問が出された。

以上

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